日本には春夏秋冬があります。米は二毛作ではありません。
冬の寒さをどうにかして乗り切るために、寒さを防げる家を確保しなければなりません。
一生懸命に働かなければ、生きていけないのです。季節によってメリハリがつき、季節ごとに季節特有の楽しみがあります。
4季によって、この時までに頑張ろうという向上心・目標も沸いてきます。未来のことも見据えて、日々働いているのです。
気候以外に、日本との明白な違いの特徴はそれぞれの地理的条件です。
タイは大陸で、周りを4ヵ国に囲まれています。日本は、島国で国境は隣り合わせになっていません。
このことは、地図を見れば一目瞭然です。
日本人の私達にとってあまりパッとこないかと思います、この「大陸」とは何を意味するのかというと、それだけ国境付近の人々の往来があり、移民も多くなり、社会問題も生じ、領土や民族争いも起こる可能性も高くなります。
このような歴史を乗り越えて、今のタイ王国が形成されるということです。
このことは、外国に対して以前から色々な対策をとっていることになり、解決能力もあるということを意味します。
そして、色んな国からの来客に対してオープンになります。
例えば、タイ人の顔を見ていると、実に様々な顔があることに気付くでしょう。
タイの北部にいるのは、様々な山岳民族が暮らしており、肌の色も比較的白い人たちです。
ラオスと隣りのイサーン地方と呼ばれているタイ東北部では、人々は、比較的肌の色が濃くなります。
南のマレーシアとの国境に近づくに連れて、イスラム系のタイ人を良く見かけます。肌の色は結構濃いです。
4カ国(ラオス、ミャンマー、カンボジア、マレーシア)との国境が隣り合わせになっているので、特にそれぞれの国境付近には、隣国の文化や言葉も行きかっているのです。
中心地バンコクには、国外からも色々な人たちが昔から商売を繰り広げに、タイへ渡ってきています。中華系タイ人がその代表例です。どこか中国風の色の白い女の子や男の子を街で見かけることがしばしばあると思います。彼らは、自分のことをタイ人だと言います。彼らの祖父母が中国からタイに渡ってきて以来、この地に暮らしているのです。
インド人も同じです。彼らはタイ人だと言います。彼らの場合も彼らの祖父母の時代からタイに暮らしています。
街中でよくタイシルクのテイラーがあります。その店を切り盛りしている大半がインド系タイ人です。
他にも、バンコクでは、西欧人も多く見かけますし、韓国人、日本人が多く暮らすエリアもあるほどです。
アラブ人のエリアもあれば、最近ではアフリカの人のエリアもでてきました。
このように、バンコクは立派な国際都市と言って等しいと思います。
よくタイは「微笑みの国」と呼ばれて人々から親しまれています。
この過程には、色んな国との往来によっても尚、育まれてきた人々の大らかな国民性が根付いているのです。
タイは、近年も旅行先として人気ぶりは衰えていません。
外国人の私達にも分け隔てなく笑顔で「サワッディー」と言って出迎えてくれるこの大らかな人々の魅力に魅せられて再来泰する人も多いと思います。
日本の特徴を簡潔に述べると、日本人の勤勉さは世界にも例を見ないほどです。
島国で育った私達は、ある意味外国に対する対応がすごく純粋だと思います。島国だからこそ理解が不足していた部分やオープンになれ切れていなかった現実というのは、歴史的に見ても多々あります。
反対に島国だからこそ培われてきた長所も沢山あります。年々世界が近くなってきたこともあり、もっと理解しようという動きや、オープンな考えを持った人が、社会の呼びかけと教育を通してますます増えてきていると思います。日本人の持ち前の誠実さや献身的な国民性を生かして、これから世界の国々ともっともっと懇親を深めて行くことができると思います。
国民性は、地理的な違いも大いに関わってくるでしょう。国民性は良い悪いで片付けられません。
なぜならば、誰でもそこに住めば、その国の気質になると言って等しいからです。
土地特有の国民性は、長い間培われてきた人々の歴史によって刻み込まれてきたと思います。だから、国民性は尊重すべきです。